出席日数を稼ぐために毎日夕方学校へ行く日々。
卒業式が近づき、卒業式に出席するかどうか担任に聞かれた。
出席できない場合、卒業式終了後に不登校の生徒だけで
簡単な式をしますと。
息子は式には出席しないと。私は息子の体調も心配だったので
息子の意見を尊重しようと決めていました。
いつものように夕方学校へ車で向かっていると、いつもより
下校時間が遅かったのか、下校中の同級生達の姿がありました。
楽しそうに話しながら帰る同級生達。
そんな様子を見て息子が突然、
「俺、情けねーな」
「卒業式にも出れないし、卒業式を親に見せることもできない」
「ごめんな」
と。
そんな言葉を息子に言わせてしまった。私にももっと出来る事が
あったんじゃないかと、息子に申し訳なくなった。
「情けなくなんてないし、頑張ったよ」
と言うと一気に涙が出てしまった。
車の中で二人で泣きながら話した。
何も恥じる事はしていない。卒業式も無理しなくて良い。
私に申し訳ないなんて思わなくて良い。私はただ息子に笑っていて
欲しい。
そう伝えました。
「ありがとう」
息子にそう言われまた涙が止まりませんでした。
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