息子は、元旦那の事を面倒くさいとは思っていたけど嫌いではなかった。
私が離婚を考えている事は、娘と息子には伝えていたけど息子からは
「俺が二十歳になるまで待って」
と言われていた。
そんな息子からの
「離婚していいよ」。
不登校になり、元旦那から「お前は弱い」と言われた息子。
家にも居場所がないと思い、朝、制服を着て学校へ行くふりをして
家を出て近くの公園で元旦那が仕事に行くまで身を潜めていた日も
あったと。
その話を聞いて本当に心が痛くなった。
せめて家では心穏やかに過ごしてほしいと思っていたのに、
家にも居場所が無くなってしまったら息子はどうなるのだろう。
とにかく息子を守りたい。
この事が離婚の決定的な決め手となった。
元旦那には息子の過呼吸の話はしていたけど、交代制勤務で時間が
会わない為に実際に過呼吸になっている息子を見たことがなかった。
その状況を見てないから息子に対してきつい言葉も言えたのだろう。
息子の事で言い合いになった時。部屋にいた息子が出てきて
「俺が悪いんだ。ごめん。」
と、泣きながらリビングに来た。
息子は悪くないよとなだめていると過呼吸になってしまい、その時
初めて過呼吸になっている息子を見た元旦那。
やっと、息子が追い詰められている事を理解し背中をさすっていた。
そこから無理に学校へ行けとは言わなくなり、息子も公園で
身を潜める事もなくなった。
次回へ続きます。
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